仏教の根本は「三世因果の教え」だといわれます。
これまでも、仏教の教えの根幹は、「因果の道理」だとか、「因縁果の道理」だとも言ってきました。ここに、「三世因果の教え」というのが加わりましたが、これは全て違うものなのでしょうか。
そうではなくて、お釈迦様が発見された「大宇宙の真理」という唯一のものを、様々な側面から説明したものに過ぎません。
つまりお釈迦様の教え、仏教の教理は「因果の道理」に集約されるということです。ちなみに仏教における道理とは「いつでもどこでも、変わらないこと」つまり真理のことを言います。
そして今回ご紹介させていただくのが「三世因果」ということ。
今までも「因果」については何度か、ご説明してきましたが、今回の「三世因果」の「三世」とは何のことをいうのでしょうか。
<三世とは?>
三世とは、過去世、現在世、未来世のことです。
「過去世」とは、過去世といいますのは、私たちが人間に生まれる以前のすべてをいいます。
「現在世」というのは、人間に生まれてから死ぬまでの50年乃至100年の人生をいいます。
「未来世」は、人間の寿命がつきて死んだ後、永遠の時をいいます。
そして、「三世因果」とは、過去を知りたければ現在を見よ、未来を知りたければ同じく現在を見よ、現在とは悠久の過去と永遠の未来とを包含しているものだと教えられたものです。それ故、現在の救いがなくして未来の救いがある道理がない、と教えているです。