因果についての考察

因果律、因果応報とは?

Archive for 3月, 2009

因果応報

たくみ 3月-19-2009

これまで、お釈迦様の教えの根幹の「因果の道理」をご紹介してきました。
この言葉よりも、もっと身近な因果を伝える言葉に「因果応報(いんがおうほう)」というのがあります。一般的には、悪いことをすれば、自分に悪いことが返ってくると教えられていますね。

この言葉は、「因果の道理」における、「悪因悪果(あくいんあっか)」というのがもとになっていると思います。
「悪い種を蒔けば、悪い実がなる」ということですが、因果応報という言葉自体には、悪い意味はもともと無かったと考えられます。4つの漢字を分解していけば、わかることですが、「因」は原因のこと、「果」は結果のこと、「応」はこたえる、「報」はむくいるということで、合わせると、原因によって結果が生じるという意味になります。

この「因果応報」が、「悪い種を蒔けば、悪い実がなる」という風に教えられるようになったのは、悪いことをした子供を諭すために用いられたのが最初ではなかったでしょうか。

似た言葉に「自業自得」という言葉もあります。
「自らなした業の報いは自分で受けなければならない」と教える仏教用語が一般化したものですが、こういった教えの根幹にあるのが「因果の道理」です。

お釈迦様の教えである「因果の道理」は、なにごとも原因があって、結果が生じると教えています。自分に起きる幸福も、不幸も以前の自分の思い、行った行為(原因)からきているということです。因果の道理とはまことに尊いことだと思います。