「因果の道理」とは仏教の教えの根幹といわれ、すべての経典の根底に流れているものだと言われます。
簡単に言ってしまうと、「蒔かぬ種は生えませんが、蒔いた種は必ず生える。」というのが、因果の道理です。すべての結果には、必ず原因がある。原因なしに起きる結果は、万に一つ、億に一つもないと「因果の道理」には教えられています。
もう少し詳しく紹介すると、「因果の道理」とは、全ての結果には原因があると教えており、原因と結果の関係は、
善因善果(ぜんいんぜんか)
悪因悪果(あくいんあっか)
自因自果(じいんじか)
となります。
<善因善果とは?>
因果の道理に教えられている「善因善果」とは、善い行為が種となって、いい結果(実)を生み出すということ。
善い行為とは、布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智恵(ちえ)の六つとされています。
<悪因悪果とは?>
因果の道理に教えられている「悪因悪果」とは、悪い行為が種となって、悪い結果(不幸)を生み出すということ。悪い行為は、十悪・五逆罪・法謗罪と仏教では教えられています。
<自因自果とは?>
因果の道理に教えられている「自因自果」とは、我が身におこる全てのこと(結果)の原因は自分にあるということ。つまり、自分に起きる幸福、不幸は全て自分が蒔いた種(思い)が具体化しているということになります。
このように「因果の道理」とは、我々の運命は何によって決まるのかを教えられたもののことです。