因果についての考察

因果律、因果応報とは?

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「因縁をつける」とは?

たくみ 2月-22-2009

「因果(いんが)」と似た言葉に「因縁(いんねん)」というものがあります。
日常会話では、例えば「あの人は何かと因縁をつける」とか、「あの人が急に因縁をつけてきた」なんていう風に使うことが多いでしょう。意味としては、「言いがかりをつける」こと、全く無関係のものに因果関係をこじつけて、みずからの主張を述べ立てることとなります。
しかし、本来はそのような意味はありません。

この因縁というのも、もともとは仏教に起因している言葉です。
前回ご紹介した「因果の道理」で、全ての結果には必ず原因があるとご紹介しましたが、原因だけでは結果は生じません。そこに「縁(えにし)」が加わって初めて結果となると教えられているのです。

例えるなら、毎日の食卓でおなじみの「お米」ですが、お米の「因」は、もみだねです。
しかし、そのもみだねを畳や氷の上にまいても、お米にはなりません。土壌や水分、日光や空気などの条件がそろってはじめて、「お米」という「果」ができるのです。

この「土壌や水分、日光や空気などの条件」が「縁」にあたります。

すべての結果は、原因と縁がそろって生じるというのが、「因縁果の道理」となります。
つまり「因縁」とは、原因と条件ということになりますが、生じた結果に原因と条件を「こじつけて」結果の責任をなすりつけるのが、「因縁をつける」ということになります。

しかし、もちろんですが、お釈迦様はそのような教えはされていません。自分が蒔いた種に、結果が自分に降りかかると教えたのがお釈迦様の発見された「因果の道理」です。